九州の山で熊は出るの？

皆さん、山で出会うと一番恐ろしいものは何ですか？

人？蛇？それとも鹿や猪？はたまた熊？どれでしょうか？

どれも怖いかもしれませんが、一番は熊ですね。

今回は、九州の熊事情についてまとめています。

九州に熊っているの？

九州に熊っているの？

九州では熊は絶滅しているとなっています。

これは九州で熊の生存情報が1950年ごろを最後に途絶え、2012年に環境省が絶滅種に認定しました。

しかし、2015年ごろから最近にかけて、九州北部（福岡県、大分県など）の山域で熊の目撃情報が相次いで報告されていることも事実です。ですが、調べても目撃情報のみで写真が出てこないので、ほかの動物と見間違いの可能性もあります。

どうして九州の熊は絶滅したの？

結論は熊の食べ物が少ない、もしくはないところが多いのが原因のようです。

熊は冬になると冬眠するため、秋にドングリを始めとした木の実を食べます。

しかし、九州の山林は人工林が多く、ドングリなどの広葉樹林よりも、スギなどの針葉樹林がほとんどのようで、熊の食べ物がなく、生き延びれないことで絶滅してしまったようです。

熊対策は必要？

九州では熊は絶滅していることになっているので、安心している人は多いかもしれません。

登山中も熊鈴をつけて登っている人はほとんど見かけません。

またそれ以外の対策として、熊撃退スプレーなどもありますが、それを持っている人はおらず、熊に対する知識がなくても登山できます。

僕も登山中、熊のことは考えていないので熊対策はしていません。

ただ九州で目撃情報がある地域もあるので、熊かどうかはっきりわかりませんが、気になる方は熊対策も含め、調べて知っておくのはいいかもしれません。

さらに本州に渡れば、どこの山でも熊のリスクはありますから、熊対策は必須になります。

熊対策ってどんなのがあるの？

①熊鈴　ザックにつけたり、手に持ったりする。ザックにつける場合は、よく揺れるところ（ザックの底に近いところなど）が効果ある。　鈴の音はチリンチリンと高い音で、ザックの後ろについている場合は後方に音が響く、結構うるさい。　熊のいない山ではうるさいため、不要。熊鈴以外では、ラジオや人の話し声でも効果あり。